【発達障害】手の機能を上手く使うためには練習しかない【運動療法】

発達障害
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手の機能を上手く使うためには。

感覚と運動について簡単にまとめてみます。

 

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手の感覚

手には感覚器官がたくさんあります。この感覚が上手く働くことによって、手を『手』として使うことができます。

  • 物に触れたか
  • 指先にどの位の圧がかかっているのか
  • 摩擦の程度はどの程度か
  • どのくらい指の関節が曲がっているのか

など。

巧緻動作をするために、感覚のフィードバックは欠かせません。目と手の協調性も大事なことですが、感覚も大事です。

細かい感覚が機能することで、ミリ単位の微調整まで可能となります。

例えば折り紙をしていて『あと1ミリ奥に折り目を付けたい』など、微調整が必要になります。この時、手を器用に動かすためには微妙な違いを感じる手の感覚が必要になります。あとは折り目の練習ですね。

 

感覚が働くということ

人間は見たり触ったりして、その感覚を脳で受け取ります。その感覚を脳で統合して、運動と結びつけていきます。表に出てくる運動や動作がチグハグになっていれば、感覚に問題がある場合が考えられます。

例えば、どれだけ十分に筋力があっても、滑らかにハサミを使うことは難しいでしょう。滑らかに使うためには練習が必要です。経験です。

 

感覚を養うためには

感覚を養うには手を使うしかありません。具体的には折り紙や塗り絵などを用いて実践的に練習していきます。

巧緻動作は、練習した分だけ身についていきます。

訓練は習慣化すると良いです。動作は意識して300回繰り返すと自然に身につくと言われています。療育を受けてトレーニングすることも大切ですが、ホームトレーニングも必要です。自宅で出来る遊びに、手を使う具体的な要素を入れていくと理想的ですね。楽しんで継続できるトレーニングが良いでしょう。

 

最後に

手の不器用さについては、問い合わせが多くあります。スプーンや箸の使い方がヘタで、気になってくる方が多いです。

お子さんの発達が遅い、他の子と比べてまだ出来ない、など気になることはたくさんあると思います。でも焦らないでください。焦るとお子さんにプレッシャーを与えてしまいます。焦る気持ちとお子さんへの過度な期待は良い結果に繋がりにくいです。

発達のペースは遅くても、1つずつ出来ることは増えていきます。焦らずゆっくり見守ってあげましょう。

 

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