【発達障害】ご家庭で出来る!粗大運動を伸ばす遊び 〜ビーチボール〜【運動療法】

発達障害
スポンサーリンク

ご家庭や公園等で出来るトレーニングをご紹介していきます。

今回はビーチボールを使います。直径35cmほど。ビニール製で軽く、指先で掴んでも滑りにくい素材です。

軽いため風の影響を受けやすいです。屋外では使いにくいですが、室内で簡単に出来る遊びです。

沢山の良い効果があり、楽しく取り組める遊びです。

 

Contents

スポンサーリンク

ビーチボール

足で蹴っても良し、手で投げても良し、野球でも使えます。

フワッと投げられるので、目で追いやすいです。

軽くて柔らかいので顔に当たってもダメージが少ないです。

 

ビーチボールの選び方

100円ショップのもので十分です。性質上、破れやすいものですので、安いもので買い足していきましょう。

サイズがいくつかありますが、直径35cmくらいのものが使いやすいです。直径30cmだと少し小さく感じます。

 

ビーチボールの遊び方

片手持ち

片方の手のひらにビーチボールを乗せて、それを保持します。ビーチボールはつかまず、手のひらの上でボールを転がす感じです。

少しの揺れでボールは転がっていきます、それを落とさないように手をコントロールします。横方向、前後方向に上手にコントロールしますが難しいのは前方向が多いです。前に転がるのボールを落とさないようにするためには、手を前に出す、手首を掌側に曲げる、指先に力を入れる、もしくはそれらの複合的な動きを必要とします。

体幹、肩甲帯、肩、肘、手首、指の全体的なコントロールのトレーニングになります。

 

キャッチ

ボールが軽いので、受け取るための腕の力は必要ありません。力を入れすぎると逆に弾いてしまいやすいです。

不器用な子どもさんは、受け取る時に手のひらよりも肩でコントロールしようとしてしまう場合が多いです。肘を伸ばしたまま肩の動きだけでキャッチしようとすることが多く見られます。通常、手はボールをキャッチするために手首を背屈させて手のひらと指を開いて、キャッチするための準備をします。手の使い方を学習出来ていない場合、肩でコントロールしようとする傾向が強いです。

肩や肘のコントロールが出来ていても、手が不器用な場合、ボールを下から抱きかかえるようにキャッチします。肩でキャッチするよりも上手にキャッチできますが、上に弾いてしまうことが多いです。

力を入れ過ぎず手のひらでつかめるように促していきましょう。

 

片手キャッチも課題としては面白いですが、難易度が高いので上手く出来ない場合が多いです。上手く出来ないことが続くと嫌になってしまうので、課題の難易度設定と課題量の設定は適切に行いましょう。

 

 スローイング

下投げ

両手で下から投げます。両手の協調が出来ていると上手に腕を振りボールを離すことで前方に投げることが出来ます。

不器用な子どもさんは腕の振り方が苦手だったり、手を離すタイミングが合わなかったりして、狙った方向に投げることが難しいです。

はじめの頃は、すぐに地面に落ちたり、後ろに飛んでいったり、なかなか上手く投げることが難しいです。まずは近い距離から始めて、徐々に距離を伸ばしていきましょう。

上投げ

次に、両手で上から投げます。下から投げる時には目で見ながら手の操作が出来ますが、上から投げるときには目で確認しにくいです。視覚的に代償しにくいので、体性感覚やイメージが重要です。

下投げよりも遠くに投げることができます。課題の難易度と合わせて練習していきましょう。

片手投げ

小さいボールなら手でつかめますので、片手で投げることは簡単です。ビーチボールは片手でもつかめますが、ここでは手のひらに乗せて操作することを目的とします。

片手持ちの状態から手のひらにボールを乗せて、落とさないように下から投げます。スタート姿勢が片手持ちの姿勢と同じなので比較的投げやすいです。

次はドッヂボールのように上から投げます。手のひらにボールを乗せたまま肩を回して頭の後ろ側に手を引きます。この時に手のひらの上で落とさないようにボールを操作することが難しいです。落とさずに腕を引けたとしても、投げる際に指先のコントロールが上手くできないとボールは前に飛びません。

体幹、肩甲帯、肩、肘、手首、指の全体的なコントロールをつけるトレーニングをしていきましょう。

 

まとめ

室内でできる、手軽なトレーニングです。

ボールが軽いので、顔に当たってもダメージが少ないです。

ボールは色んな使い方が出来ます。

ひとつ100円で安価です。空気を抜けば場所もとりません。

大人も子どもさんと一緒に楽しんでトレーニングしてください。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました