【発達障害】ADHDは作られた病気??【運動療法】

発達障害
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2013年の記事から。インタビューを受けたのは2009年。古い記事です。

多動性、不注意、衝動性などの症状を特徴とする発達障害の注意欠陥・多動性障害(ADHD)は治療薬にメチルフェニデートという薬を必要とするとされていますが、「ADHDの父」と呼ばれるレオン・アイゼンバーグ氏は亡くなる7カ月前のインタビューで「ADHDは作られた病気の典型的な例である」とドイツのDer Spiegel誌に対してコメントしました。アイゼンバーグ氏は2009年10月に亡くなっており、インタビューはその前に実施されました。

ADHDは作られた病であることを「ADHDの父」が死ぬ前に認める
by Pranjal Mahna's photostream

 

障害の定義付けに伴いADHDの治療薬の売上も増加し、1993年に34kgだったものが2011年には1760kgになり、18年間で約50倍に跳ね上がっています。薬の投与が広まった結果、アメリカでは10歳の男の子10人のうち1人がすでにADHDの治療薬を飲んでいます。アイゼンバーグ氏によれば、実際に精神障害の症状を持つ子どもは存在するものの、製薬会社の力と過剰な診断によってADHD患者の数が急増しているとのこと。

ADHDは作られた病であることを「ADHDの父」が死ぬ前に認める
by Pranjal Mahna's photostream

 

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ADHDは作られた病気?

ADHDは、過剰な診断と製薬会社の力によって作られたのでしょうか。誰かが利益を得たい為に作られた病気なのでしょうか。

そういう面もあるかもしれません。しかしADHDの傾向を持つ子どもさんは、昔から一定数いると思います。ADHDのような傾向を持つ大人も社会には一定数いると思います。行動力のある人はADHD要素が高い場合もあるとか。もちろん、行動力のある人がADHDという訳ではありませんので。ご注意を。

子どもは成長に従って衝動性が落ち着いたり、症状は目立たなくなる場合があります。大人も自分の得意な分野で働いていれば苦手さが表に出ることなく働ける場合もあるでしょう。

例えば認知症でも似ていると思うのですが、診断がついて薬が処方されていますし、認知症に対する行動療法やコグニサイズなど流行っていますよね。運動がもたらす効果が高いとか。色々な支援の方法がありす。

 

支援が必要ということ

認知症のそれと似ているんです。要は支援が必要ということです。

例えば、薬が処方されて望ましくない行動を抑制する。療育等を受けソーシャルスキルを育てて、社会に適応していく。

衝動性を抑えることや次々に浮かぶアイデアを抑制してしまうことで、その人の良さを潰してしまう危険性が言われています。個性を殺すことにもなりかねない、とか。

これをどう受け止めるかは人によりますね。

大事なことはどのように支援していくか。その方法の1つに薬があります。薬が悪ではありませんし、製薬会社が悪ではありません。診断名がついて、薬が処方されるようになった、それによって支援の方法が増えたということです。

根治する訳ではありませんが、服薬することで症状は改善するでしょう。しかし副作用がありますから、十分注意しなければなりません。

処方については医師としっかり相談した上で決めていくことが大事です。

 

まとめ

たとえADHDが作られた病であろうが、支援が必要なことには変わりありません。

そのために薬があって悪いことはありません。適切な療育を受けられることも良いことです。

それをどう使うか、どのように調整してあげるか。そこが大事なことです。

 

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