【発達障害】ご家庭で出来る!粗大運動を伸ばす遊び 〜マット運動〜【運動療法】

発達障害
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ご家庭や公園等で出来るトレーニングをご紹介していきます。

今回はマット運動。療育の現場でもよく使われているものです。体幹筋の安定性向上など沢山の良い効果があり、身体を動かして楽しく取り組める遊びです。

 

Contents

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マット運動

体操教室や体育の授業、保育所のリズム遊び等を想像してください。

身体を動かすという課題です。自分の身体をコントロールしながら沢山動かします。じっくり動いたり、速く動いたり、ピタッと止まったり、色んな身体の使い方を学びます。

室内で簡単に、マットで出来る運動をご紹介します。

 

マットの選び方

柔らかい素材で怪我しにくければ良いです。何なら布団の上でも構いません。私が子供の頃は布団の上ででんぐり返しを教えてもらいました。

しかし現代では欧米化により、畳の間や布団を敷くことが少なくなっています。ベッドが多いですよね。これによって床から立ち上がることが無くなり、足に適度な負荷をかけなくなったために、足の筋力低下を招くということもあります。ベッドの方が掃除しやすいので好きなのですが、デメリットもあるものです。

そんなご家庭におすすめなのはヨガマット。

一人分のスペースさえ確保出来れば色んな運動ができます。

 

お尻上げ

お尻上げは筋力だけでなく、臀筋とハムストリングスの協調的な動きを学ぶことができます。

仰向けになって膝を立てます。膝の角度は90°くらい。あまり曲げすぎないように。

①両足をつけたまま、お尻を持ち上げます。体幹と大腿骨が真っ直ぐになることを目指します。この状態で10秒間キープ。

筋肉での固定性が弱い子どもさんはグラグラしてきます。能力に合わせて、足首や膝を支えてあげてください。

②同じ姿勢から片方の足を上に持ちあげてお尻を上げます。グラグラはより強くなります。足首や膝を支えてあげてください。

③持ち上げる足を、支えている方の足と大腿の位置が揃うように上げます。②のように、上に持ち上げるよりも負担が大きいです。これでグラグラしなければ大したものです。

 

腹筋

膝を曲げて足を押さえてあげます。

手を持ってあげて少しサポートしながら腹筋をします。

10回1セットで、段階的に回数を増やしていきましょう。

 

ダイアゴナル

手と膝で支えて四つ這い位をとります。

片手を上げて支えます。身体のラインと揃えるように真っ直ぐ上げてください。一旦四つ這いに戻って次は反対の手を上げて支えます。今度は片足だけ上げる。次は反対の足。

4点支持が3点支持になると意外に不安定になるものです。

次は右手と左足を同時に上げます。これも身体のラインと揃えるように真っ直ぐ上げてください。2点支持になるので不安定になります。ここから姿勢を崩さず支えるためには、全身の筋肉をバランスよく発揮させて協調的な動きをする必要があります。

背部や下肢の筋肉、腹部の筋肉との協調的な動きを学びつつ筋力トレーニングをします。

 

四つ這い移動(ハイハイ)

両手をついて、下肢は膝でも足でも構いません、四つ這い姿勢をとり移動します。

やってみると意外に難しいものです。両手両足で協調的な動きをトレーニングします。

マットでは狭いので、柔らかい床の上をハイハイしましょう。理想は畳の上です。

 

まとめ

家庭で簡単に取り組めるものです。

寝る前に10分でも構いません。

体幹筋を鍛えて、安定性のある姿勢を目指しましょう。

親御さんも一緒に取り組んでみてください。楽しんで出来ることを共有することは大切なことです。

 

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