ご家庭や公園等で出来るトレーニングをご紹介していきます。
今回はバランスボール。療育の現場でもよく使われているものです。オフィスでも一時期流行っていましたね。コロコロ動くボールに座ると、アップライトな姿勢になって集中力もアップ!という感じで。
沢山の良い効果があり、楽しく取り組める遊びです。
Contents
バランスボール
バランスボールは使い方が沢山あります。
座ったり、立ったり、お腹で転がしたり、背中で転がしたり、片足で踏んだり……
色々な使い方が出来て遊びの幅が広いので、運動に使いやすいです。私の働く施設では小さなボールから大きなボールまで揃えています。最大で直径1.5mのバランスボールがあります。
バランスボールの選び方
大きすぎても小さすぎても使いにくいです。
子どもの場合は直径45cmくらいがちょうど良いでしょう。
これは65cm
これは55cm
これは45cm
空気圧を変えながら調整しましょう。
バランスボールの遊び方
座る
バランスボールに座ります。足をしっかり地面につけましょう。バランスボールに限らず、座る時には足をしっかりと地面につけることは必須です。
普段からイスの代わりに使っても良いです。空気圧を下げると転がりにくくなります。
ボールは不安定で転がりやすいので、転げ落ちないように姿勢を保つための筋活動が行われます。前後方向、左右方向への立ち直りを起こすための骨盤・体幹の活動が主に行われます。
初めは手で支えながらボールに慣れていきましょう。机を支えても良いです。慣れてきたら手を離して足とボールで支えます。
机上作業
その状態で色塗りや折り紙など、机で出来る活動をします。
キャッチボール
スペースを広く確保してキャッチボールをします。ビーチボールがオススメです。
まずは身体の正面、胸の位置でキャッチしてもらうよう、こちらが投げる位置をコントロールします。
次は下、足元でキャッチしてもらいます。左右、上にも投げていきましょう。
転倒に注意しましょう。ボールをキャッチするためにリーチ活動をしますが、バランスボール座位では姿勢の変化に伴い座面が変わります。座面の変化に姿勢を合わせていきますが、素早い反応や筋力を必要とする姿勢反応は苦手です。転びやすいということ。無理な動きをさせないよう配慮して、ケガに繋がる転倒のリスクを減らしましょう。
ボール立位
壁の角を利用してボールを挟みます。それを足で押さえてあげることで、3方向から動かないように固定させます。
その固定されたボールの上に立ちます。かなり不安定です。慣れてくるまでは手で支えましょう。
慣れてきたら、片足立ちやジャンプなどを試していきます。体幹がしっかりしていない場合、姿勢がかなりグラつきます。転倒防止のため、動く場合は必ず手を持ってあげてください。
ボール腹這い(お腹乗り)
うつ伏せの姿勢でボールの上にお腹を乗せて、手で身体を支えながら前後に転がります。この時、身体が真っ直ぐになるように力を入れることを意識しましょう。
前に転がっていくと、腕とボールで支える位置が遠くなります。遠くなると支えるためには大きな力が必要になります。
骨盤の位置、太腿の位置、膝の位置、膝の位置を超えると、順番に負担が大きくなります。
まずは太腿の位置を目指しましょう。前に進んでタッチ、後ろに戻る。これを繰り返します。慣れてきたら1つずつ進めていきます。横方向の動きも有効ですよ。
ボール背這い
腹這いの逆です。仰向けで背中をボールに乗せます。背中で転がしながら落ちないように姿勢を保ちます。
まとめ
不安定なボールの上でトレーニングして、身体を鍛えていきましょう。
もちろん大人も効果があります。インナーマッスルを鍛えて身体を引き締めましょう。
一緒に楽しんでトレーニングしてください。
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