【発達】バランスボールの使い方【遊び】

発達障害
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バランスボールはとても使いやすいモノです。うちでも良く使って遊んでいます。ちょっと場所は取られますがご家庭でも気軽に使えるモノでオススメです。

以前に書いた記事です。バランスボールの使い方について簡単に説明しています。

今回は追記みたいな感じで見てください。

Contents

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1.座って遊べる

座って上下にバウンドすることで縦方向への加速を加えて、骨盤より上にある体幹や頸部を安定させるように筋緊張を変化させて筋出力を調整していく。この動作を通して体幹の筋緊張を高めて姿勢保持するための力の入れ方を学んでいく。特にずーっと力を入れ続けて姿勢を保つような、持続的な力の入れ方を学ぶと良いです。

 座って足を支点にして、お尻を傾けてボールを前後左右に転がす。膝の曲げ伸ばしと股関節の曲げ伸ばし、骨盤の傾きと体幹でのバランス保持を学ぶ。足の力で支えられる範囲で姿勢を保持して、適切な位置でストップできるようにしなければ転んでしまう。このように、関節を動かして止められる範囲でのコントロールを学ぶ。ここでも持続的な力の入れ方を学びます。

姿勢保持で重要なのは頸の位置。真っ直ぐに安定するところを狙って保持していくが、運動によって姿勢が変わると頸の保ち方も変化するので、姿勢に合わせた頸の保ち方をしていく必要がある。それが苦手なのが不器用な子たち。頸の動きが下手な場合、目の動きが苦手であることが多い。一緒に評価していきたいところです。 

2.立って遊ぶ

トランポリンとして、壁に押さえつけたボールの上に乗ってもらったり。トランポリンと同じように、続けてジャンプをしていくと、運動のコツをつかんできます。運動学習されてくるとパフォーマンスが上がり無駄な動きが少なくなる。適切に筋出力をコントロールして筋緊張をコントロールしている状態にしていきたい。

立位ではないけども、膝立ちでボールに乗って体幹をまっすぐにして身体を立てる。手は離した状態でバランスをとる。足部で支えているわけではないので股関節や体幹でうまくバランスを取る必要がある。

3.キャッチボール

少し重たいバランスボールは、キャッチボールするには適していません。そこをあえて使うこともあります。重すぎて小さな子どもには難しいかもしれないけど、受け止めるために力を入れて、固有感覚に対する刺激を入れることができます。

バウンドさせても良いです。バランスボールは弾みやすいので1バウンドでキャッチする、2バウンドでキャッチするとかルールを決めたり。相手に1バウンドで送るためにはどういう風に投げたらいいのか、どこに力を入れたら良いのか。身体を使って遊んで学んでいきます。

キャッチボールではビーチボールをよく使うのですが、ビーチボールは軽くて飛んできやすです。ちょっと力を入れる場所や方向を間違えるだけで変なところに飛んでいってしまいます。バランスボールを使うことで、固有覚に刺激を多めに入れることができる。そのため感覚を掴みやすいし、感覚をうまく掴むということは感覚を処理して運動につなげていきやすいとこということなので、特に DCD の傾向にあるような子どもにはすごく価値の高い活動になると思っています。

4.寝て遊ぶ

お腹で乗る・腹臥位で乗る

ボールにお腹で乗って、ボールの上を転がって前に進む、後ろに戻る、横に進む。腹筋や前鋸筋を鍛える良いトレーニングになります。腹筋群の筋力、筋出力、筋緊張を高めることで、姿勢保持が楽にできるようになります。姿勢が良くなります。体幹・肩甲帯の固定性が上がるので、手足を上手に使えるようになります。体幹がフラフラしているとバランスを取りにくいですから、しっかり支えられる体幹にしていきましょう。

背中で乗る・背臥位で乗る

姿勢が悪くて背中が丸くなっている子が多いので、背中を伸ばすことによく使っています。気持ちが良くてリラックスできます。背中側の固く縮こまっている筋肉がギューっと伸ばされる、すごく気持ちいいですね。自分の身体がどうなっているかを知るためにはこういうことをして、認識を入力していきます。

5.遊びのツールとして使う

レベル高めの遊びですが…

二つボールを用意してそれにお互い向き合って座る。手をつないで、自分は相手のボールに足を乗っけて、相手には自分のボールに足を乗っけてもらう。お互いに足を乗せ合うように。手と足と体幹の力を上手く使ってバランスをとる遊び。かなりレベル高いです。

これを複数で、例えば3人でやるとか、輪になって5人でするとか。足は隣のボールに引っ掛けます。これがまた難しい。

まずはルールの理解。始まったら、ルールに従ってお互いに協力したり、駆け引きが必要だったり。

言葉でのコミュニケーションだけじゃなくて、身体を使って遊ぶ中でのコミュニケーションがとれる。面白い活動です。

まとめ

あらためてバランスボールの良さと使い方を紹介しました。『他にもこんな使い方があるよ!』と言う方はお知らせください!

バランスボールを使ってトレーニングしていきましょう!

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