新・学生が実習でやるべき5つのこと

作業療法実習
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前に書きましたこの記事。

今回の記事はこれに追加していきます。実習生を見始めてから数年が経ちます。私の中にも変化がでてきたのでしょう。少し被る部分もありますが、ニューバージョンとして見ていってください。

Contents

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はじめに

今年度はコロナ禍ということで現場実習がなくなっている学校も多いでしょう。

そんな中、臨床実習で来てくれた学生さんがとても素晴らしいポテンシャルを発揮してくれたので、学生さんがやるべきことと絡めてご紹介します。

1.事前学習

実習前に学生さんから挨拶の電話を頂くのですが、『事前に学習しておくこと』を聞かれます。学校から聞くように指導されているのでしょう。

私は、

  • 『一般的な発達障害について』
  • 『発達障害の運動療法について』

この2つを課題として出すことが多いです。提出してとは言いません。

これまでの学生さんの中で、事前学習を提出してきた方は2名。その2名は学校での成績は良くないものの実習での成績は優秀です。

説明しても、質問しても、よく理解されていることが分かります。

2.課題提出は絶対

バイザーから出された課題は絶対に提出します。出された課題を提出しないのは、与えられた仕事を放棄することと同じです。

もし、不十分なまま出さなければならない時は、正直に理由を言いましょう。分からなくて手が止まってしまったのなら『どこからどこまで調べて、このように解釈してみましたが、文章として出せませんでした』と言いましょう。『出来ませんでした』だけで提出するよりも、具体性があって次に活かしやすいです。バイザーとしてもその次の指導がしやすいです。

できる学生さんは論文を調べてくるのがとても上手です。そしてそれをレポートに反映させている。

3.言われたことを書く

レポートやデイリーノートの技術になります。フィードバックされた内容はしっかりメモをとって、レポートに反映させましょう。言われたこと、フィードバックした内容は必ず入れましょう。言われたことそのまま丸写しで構いません。その場では頭に入っていなくても、メモをとって帰ってから調べて書いて、インプットしたものを今度はレポートにアウトプットします。それがとても大事な作業です。これをしないと理解は深まりません。

これを書けない学生さんに多いのは、フィードバックした内容の理解が難しいこと。メモがあれば何回でもインプット出来るので、しっかりメモを取りましょう。

4.とにかく動く

基本はお伺いを立ててから動くようにしましょう。勝手に行動するのは危険です。

学生という立場でできる事を最大限にやりましょう。

  • 掃除
  • 消毒
  • 物品の準備・片付け
  • 患者さんの送り迎え
  • リハビリのサポート

これが出来るとバイザーはとても助かります。時間的にも助かるのでフィードバックの時間が有効に使えるようになります。「朝の準備をしている間に課題レポートを読む」というように。

『学生だから手伝いに来たわけではありません。掃除なんかやりません』という学生さんがいました。それはそれで良いでしょう。

それでも、仕事はチームでするものです。皆で分担してやっていくことを、意識してみてください。

5.学校の先生に相談する

バイザーも人間です。人間だから間違えます。完璧な人間はいないでしょう。完璧なバイザーもいません。

感情的になって学生さんを責めることもあるかもしれません。単にコンディションが悪くて黙っていることもあるかもしれません。人間対人間ですから、こういうこともあるでしょう。

それでも、行き過ぎるとお互いにとって良くありません。次のようなときは行き過ぎているかもしれません。学校の先生に相談してみても良いかもしれません。

  • 課題が多い(指定された時間で終われない量)
  • 心理的な負担が多い(この課題をやらなかったら落とす等脅される)
  • 無視をされる
  • 相談に乗ってもらえない
  • フィードバックしてくれない(事情によるが)
  • 一人で業務させられる(学生の仕事ではない)

相談して先生にアドバイスをもらいましょう。きっと良い方向に導いてくれます。

本来は相談などせずに進めていけるのが良いのですけど。

まとめ

学生が実習でやるべきことを書いてみました。まだまだ他にも沢山ありますが、大事なことはこれ。

バイザーも学生も共通している思いは、

  • 楽しく実習をしていきたい。
  • 約2ヶ月間、有意義な実習を送りたい。

ということだと思います。

そのためには、バイザーも努力が必要、学生さんも努力が必要、お互いに努力していきましょう。

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