ホンデックス電源コード自作
釣りが好きな私。ゴムボートを海に浮かべて磯周りで釣りをしています。
小型のエンジンを取り付けて手漕ぎを卒業しようと計画中です。
海でボートフィッシングをする時にあれば助かるものが魚群探知機。
水深や底質、魚の有無などを見ることができます。
魚群探知機は高いと思っていましたが、ポータブルの魚探があります。
ホンデックスPS-500C。
しかもバッテリーと接続しなくても良い。乾電池でも動くんです。
しかし毎回電池を交換するのは大変だし、電池の残量がどのくらい残っているかも不明。
予備の電池を持っていって海上で交換するのも大変。バッテリーは重たいし充電や錆びるのも大変。
そこで発見したのがUSB電源ケーブル。
モバイルバッテリーから電源を取ることができる。
近頃はモバイルバッテリーを持っていない人はないでしょう、と言えるくらいになってきました。モバイルバッテリーは大容量になって価格も下がっています。
そのモバイルバッテリーを使うことができるんです。
電池が要らないのでエコですし、海上で交換する手間もない。バッテリーと比べてかなりの軽量化ができる。場所もとらない。メリットしか見当たりません。
USB電源ケーブルのメーカー純正品は5000円ほど。少し高いと思います。
安い中古品がないかとヤフオクを見ますと、なんと自作品が売られている。これが3000円ほど。これってどんな物で作っているのかとネット検索。自作品の紹介ブログを見つけました。
いくつかのブログを見て勉強しましたところ、5vの出力を12v〜14vに上げるコンバータを使えば魚探の電源が取れる。コンバータはキットがあるし、はんだ付けで配線を組んで、簡単に防水対策すれば良い。
これ、自分でも作れるかな??
よし、やってみよう。
Contents
用意するもの
【工具】
- 電工ペンチ
- ハンダゴテ
- 電工ペンチ
- 電動ドリル
- 電動ドリル
- 電動ルーター
- 電動ルーター
- テスター
- テスター
- ヒートガン
- ヒートガン
- 精密ドライバー
- 精密ドライバー
【あると便利な工具】
- ラジオペンチ
- ラジオペンチ
- クランプ
100円ショップのテーブルに固定できるタイプが便利です。
最悪、挟んで固定できれば良いです。
- クランプ
- カッター
【材料】
- マイクコネクタプラグ(2P)ネットで1個250円。
- 2軸ケーブル、ホームセンターで1m 90円。
- ヒューズホルダー①ネットで50円、ホームセンターで250円。
ヒューズホルダー②ネットで89円、ホームセンターでは確認できず。専門店だと置いてあるかも。ミゼットタイプで小型、ケースに内蔵できます。 - ヒューズ①標準型、ネットで5個125円、ホームセンターで2個99円。
ヒューズ②ミゼット型、ネットで5個125円、ホームセンターで2個99円。
- DC-DCコンバータ、ネットで700円。
これはyahooショッピングで手に入りません。検索してみてください。
350円のものも見つけましたがサイズが大きくてケースに入れるとヒューズホルダーを内蔵できません。
これはyahooショッピングで見つけました。 - スマホ充電専用USBケーブル、100円ショップで1個108円。
- 熱収縮チューブ、ネットで1m 50円から150円程度。ホームセンターだと2m 300円ほど。
- 自己融着テープ、ホームセンターで388円。
- シーリング材、ホームセンターで192円。
- プラスチックケース、ネットで1個140円。
100円ショップの鉛筆削りでも代用できるらしいですが、100円ショップで鉛筆削りの存在を確認できず。
プラスチックケースの方が見た目にもキレイに仕上がりますよ。
大体の材料はヤフーショッピングで揃えることができます。
検索してみてください。
さぁ作っていきましょう。
素人なので手際の悪さや間違ってることも多いと思いますが悪しからず。
マネされる方は自己責任にてお願い致します。当方では一切責任を負いません。
①ケーブルの皮むき
コネクタ側とコンバータ側。USBの方も丁寧に。
USB側のカットして余ったコードをヒューズ用(箱内蔵用)に使います。
②はんだ付け
クランプで固定すると作業が楽になります。
1.マイクコネクタプラグのネジを外して分解します。2ピンです。数字が書いてあり、1がプラス、2がマイナスですね。間違えずにはんだ付けします。
2.コンバータにキットのシステムを組み、裏返して固定。はんだ付けしていきます。これが難しい。歪まないように注意します。
3.ヒューズホルダにもはんだ付けしておきます。ヒューズはプラス側に設置します。
この3つの はんだ付け作業は、全部まとめてやると楽チンですよ。
③熱収縮チューブで簡易防水
残念ですが完全防水にはできません。出来るだけ水が入らないように工夫します。
収縮チューブで穴を塞ぎつつ、シーリング材を穴の周りに詰めてます。
④箱に穴を空ける
これは電動ドリルで簡単に空けられます。空ける位置に注意。配線にストレスがかかりにくいようにしたいです。
次に基盤取り付け用のネジ穴がありますが、これを切り取って滑らかに削ります。外付けヒューズならこのままで構いませんが、内蔵ヒューズにする場合はフタ取り付けネジ穴の根本にある補強部分も切り取ります。これでコンバータとヒューズホルダーが箱の中に納まります。
⑤ヒューズホルダーの外付けと内蔵
少しでも安く済ませたいなら、単価の安い外付けヒューズで。
見栄え良くするなら内蔵。すっきり納まります。
内蔵(右)の方が防水性は高そうです。
⑥箱にコードを通してコンバータと接続
ヒューズ内蔵の場合はここではんだ付け作業が入る。これがなかなか大変。
配線をキレイにしたいので赤黒のコードをあまり裂きたくない。そうするとはんだ付けする時に余裕を持って引っ張ることができず干渉してしまいがち。
ここでクランプがあると少し作業しやすくなりますよ。
⑦配線が完了したらケースに収める
サイズがキチキチです。コードに変なストレスがかからないようにしてあげることが必要。
サイズギリギリで作ってあるので箱の中でズレることは無さそうですが、念のためシーリング材で補強します。防水効果プラス補強の効果。
⑧ケースを閉める
フタのフチとネジ穴にもシーリング材を塗って、ネジを締める。
これで完了です。
コンバータの出力調整
これが大事なのですが、最後にコンバータの電圧調整をします。
途中でやっておくとトラブルがあった時に取り返しがつきますよ。
テスターで13vの位置に合わせて、実際に魚探に取り付けて電源オン。
ピッポッピッポッと音がして電源が入ったら画面のこの部分を確認。
13.0v程度で合わせています。
これで全て完了。
10000mAのモバイルバッテリーだと約10時間はもつそうです。
まとめ
純正品は5000円。
ヤフオクだと3000円前後。
部品代は1600円くらい。ネットショップなら送料を含めるともう少し上乗せされますが。
工具があり、手間を惜しまない方ならばチャレンジしてみても良いでしょう。
しかし作業が結構大変です。
これを1つ2つ作るなら買ったほうが早い。
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